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ケアマネの訪問ルート|移動時間を3割減らすゾーン分けの手順

ケアマネの訪問ルート|移動時間を3割減らすゾーン分けの手順
ケアマネ仕事術

ケアマネの訪問ルート
移動時間を3割減らす
ゾーン分けの手順

1日30〜40分、月にすると10時間前後が戻ってきます
読了 約9分 訪問管理・時短 初心者向け

移動してばかりで、午後の記録時間がない。

担当が増えるほど、帰る時間が遅くなっていく。

「訪問件数は同僚と変わらないのに、なぜ私だけ終わらないんだろう」

この記事では、ケアマネの訪問ルートを組み直して、1日の移動時間を3割減らす方法をお伝えします。

  • 担当を3つのエリアに分ける、ゾーン分けの手順
  • Googleマップで使う機能は2つだけ
  • 地図に利用者情報を入れる前に確認すべきこと

書いているのは、居宅ケアマネ19年・娘2人を育てながら働いているリリイです。

わたしの場合

ケアマネになって2年目のころ、毎日19時を過ぎてから事務所を出ていました。訪問は1日2件。件数は多くないのに、戻ってくるといつも夕方で、記録はそこから。

変わったきっかけは、担当の方の住所を地図の上に並べてみたことでした。ぼんやり「みんな市内」と思っていたのですが、南の3件だけ、明らかに違う方向にあったのです。その3件を別々の曜日に入れていたので、週に3回も同じ道を往復していました。

翌週から、その3件を水曜にまとめました。それだけで、水曜以外の移動がはっきり軽くなりました。

この記事でわかること
訪問の移動が非効率になる3つの原因
移動時間を3割減らすルートの3原則
Googleマップを使ったゾーン分けの手順
曜日別の訪問スケジュールの組み方
地図サービスに利用者情報を登録するときの注意点
目次

ケアマネの移動時間は、回り方でどれくらい変わるか

この記事では、担当35件・基本は月1回訪問(状態が不安定な方は月2回)を前提にします。月の訪問はおよそ40件、週にすると10件前後、1日2件ほどの計算です。

この件数でも、回り方によって1日の移動時間はかなり変わります。

1日の移動時間の比較(担当35件・1日2件訪問の場合)
バラバラに回る
約2時間
少し工夫する
約1時間40分
エリアで分ける
約1時間25分
※担当エリアの広さ・交通事情によって変わります。目安としてお読みください。
差は1日およそ35分。月20日なら、11時間ほどになります。

1日35分と聞くと小さく感じますが、月にすると11時間前後です。記録や書類にあてる時間としては、決して小さくありません。

移動が非効率になる3つの原因

1|位置関係を把握していない

一人ひとりの場所は覚えていても、全体がどう散らばっているかを見たことがない。だから無意識に遠回りを選んでしまいます。

2|都合だけで日程を決めている

利用者さんとご家族の都合だけで日を決めていて、同じ方向をまとめるという発想が入っていない状態です。

3|一度決めた順番を見直していない

担当が増えても、終了や転居があっても、前と同じ順番のまま。気づかないうちにずれていきます。

ルートを組み直す3つの原則

原則 1
エリアでゾーン分けする

担当の住所を地図の上に並べて、近いところごとにグループにする。同じグループを同じ日にまとめます。

原則 2
往復をやめて一筆書きにする

事務所→A→B→事務所と一方向で回る。「事務所に戻ってからまた出る」が、いちばん時間を食います。

原則 3
曜日ごとにエリアを固定する

月曜は北、水曜は南、と決めてしまう。毎週の形が決まるので、予定を立てるのが楽になります。

ゾーン分けの具体的なやり方

ゾーン分けとは、担当の住所を地図で確かめて、移動しやすさを基準にグループに分けることです。

ゾーン分けのイメージ(担当35件の例)
Aゾーン
北エリア(12件)

事務所から北。月曜と木曜に。片道20分ほど

Bゾーン
中央エリア(15件)

事務所の周辺。火曜と金曜に。急な対応もしやすい

Cゾーン
南エリア(8件)

いちばん遠い。水曜にまとめて。往復を週1回に

基本のルール:同じゾーンは同じ日にまとめる。ゾーンをまたぐ移動は週に最小限。遠いゾーンを週1回にまとめるのが、いちばん効きます。
地図に住所を入れる前に、必ず確認してください

この後でGoogleマップの使い方をご紹介しますが、その前に大事な話をさせてください。

利用者さんの住所は、個人情報です。個人のGoogleアカウントに担当全員分の住所を登録する行為は、事業所の情報管理の決まりに触れる可能性があります。厚生労働省のガイダンスでも、外部のサービスを使う場合を含めて、事業者が安全管理の措置を講じる義務が示されています。

やらないほうがいい、という話ではありません。やり方を選べば大丈夫です。

  • 事業所が契約しているアカウントを使い、管理者の許可を得てから登録する
  • 氏名は入れず「A様」「1番」などの記号にする
  • 番地まで入れず、町丁目までにとどめる
  • そもそも紙の白地図に印をつける。ゾーン分けだけならこれで足ります

わたしは4つ目から始めました。ゾーンを分けるだけなら、町丁目が分かれば十分です。番地まで必要になるのは、当日のナビを使うときだけです。

参考:厚生労働省「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」(令和7年6月1日最終改正)
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/seisaku/kojin
※事業所ごとに情報管理の規程があります。最終的にはそちらの確認をお願いします。

ゾーン分けの手順

1
STEP 1
担当の場所を、地図の上に並べる
紙の白地図に印をつけるか、許可を得たうえでGoogleマップの「マイマップ」を使います。ここでの目的は、全体がどう散らばっているかを一度見ることです。
2
STEP 2
固まっているところを3つに分ける
距離だけでなく、道の走りやすさも見てください。距離が近くても、川や線路を渡る必要があると時間はかかります。まずは大まかで構いません。
3
STEP 3
ゾーンを曜日に割り当てる
Aゾーンは月と木、Bゾーンは火と金、Cゾーンは水。いちばん遠いゾーンを1日にまとめるのが、最初にやる価値のある一手です。
4
STEP 4
3か月に一度、見直す
新規の依頼、終了、転居。担当は少しずつ変わります。季節の変わり目に見直す、と決めておくと忘れません。
イメージ図 担当者の住所をエリアごとに色分けしたゾーン分けのイメージ図
ゾーン分けのイメージ図です。色を3つに分けているだけで、難しい作業はありません。実際の地図には利用者情報が含まれるため、ここでは架空の配置で示しています。

Googleマップで使う機能は2つだけ

機能をたくさん覚える必要はありません。この2つで足ります。

機能 1
マイマップで全体を見る

担当の場所に印を立てると、偏りと遠い方が一目で分かります。使うのは最初の1回と、見直しのときだけです。

機能 2
経由地を足して順番を決める

ルート検索で行き先を複数入れると、最短の順番に並べ替えてくれます。朝に1回確認すれば十分です。

カレンダーの予定に住所を入れておくと、時間になったらそのままナビを開けます。前の晩に入れておくと、朝がぐっと楽になります。
ケアマネの便利アプリ完全ガイド|記録・予定・書類が楽になる無料アプリまとめ Googleマップ・カレンダー以外にも使えるアプリをまとめています。

曜日別の組み方(担当35件の例)

下の表は、担当35件・週10件前後の訪問を想定した例です。件数も曜日も、ご自身のエリアに合わせて変えてください。

曜日エリア訪問移動の形午後の使い方
月曜Aゾーン(北)2件事務所→北→事務所一方向で回る先週分の記録と計画書
火曜Bゾーン(中央)2件事務所の周辺移動がいちばん短い担当者会議・連絡調整
水曜Cゾーン(南・遠方)3件遠方を1日でまとめる往復を週1回に戻ってから記録
木曜Aゾーン(北)2件月曜の続き急な対応の余白もアセスメント・プラン
金曜Bゾーン(中央)1件軽めに週末前の余裕をつくる翌週の確認・書類仕上げ
水曜にCゾーンをまとめるのが肝です。遠方を分散させると、毎日の移動が重くなります。逆に1日にまとめれば、他の4日が軽くなります。
移動中の音声メモについて

「移動時間を活かして音声メモを」という方法をよく見かけますが、運転しながらスマホを操作するのは道路交通法違反です。画面を注視するだけでも違反になります。

使うなら、訪問先を出たあと、車を停めてから30秒。あるいはハンズフリーの機器を使ってください。停車してからでも、事務所に戻ってから思い出すより、はるかに速く正確です。

一筆書きで回るということ

一筆書きとは、事務所を出てから戻るまで、できるだけ同じ道を通らずに一方向で回ることです。

往復してしまう例
事務所 → A様(北)→ 事務所
事務所 → B様(南)→ 事務所
事務所 → C様(北)→ 事務所
毎回戻るので、同じ道を6回通ります
一筆書きの例
事務所 → A様(北)
A様 → C様(北で近い)
C様 → B様(帰り道に南を通る)
帰り道に寄るだけ。通る道は2回で済みます

訪問の順番を決めるとき、「次はどこか」ではなく「帰り道に何があるか」で考えると、自然と一筆書きになります。

週の初めに5分、これだけ書く

毎週月曜の朝、この形で1週間の訪問を書き出します。5分で終わります。

週間ルートメモ(月曜の朝 5分)
【今週の訪問】 月:Aゾーン(北) __様、__様 火:Bゾーン(中央)__様、__様 水:Cゾーン(遠方)__様、__様、__様 木:Aゾーン(北) __様、__様 金:Bゾーン(中央)__様 【今週の追加】 □ 新規の依頼:__様(__エリア → __曜日に入れる) □ 担当者会議:__日 __時〜 場所:__ □ 急な対応の予備枠:木曜の午後 【水曜の順番】 事務所 → __様 → __様 → __様 → 事務所 (帰り道に__様宅を通る)
イメージ図 週間ルートメモの書き方を示したイメージ図
週間ルートメモのイメージ図です。きれいに書く必要はありません。月曜の朝にこれだけ書いておくと、その週は「次どこだっけ」がなくなります。
このメモの効果は、移動時間よりも「次どこへ行くか考える時間」がなくなることにあります。1回は数分でも、1日に何度も発生しているはずです。
ルートを
組み直す
移動が
1日35分減る
記録の時間が
戻ってくる
帰る時間が
早くなる
ケアマネの時間管理|1日3ブロックで持ち帰りゼロにした手帳の使い方 訪問だけでなく、1日全体をどう組み立てるか。ルートを直したあとはこちらへ。

まとめ|訪問ルートを3割減らす8つのポイント

移動が非効率になる最大の原因は、担当の位置関係を見たことがないこと
ゾーン分けは、担当を3つのエリアに分けて同じ日にまとめるだけ
往復をやめて一筆書きにすると、同じ件数でも通る道が半分になる
曜日ごとにエリアを固定すると、予定が立てやすくなる
いちばん遠いエリアを週1日にまとめるのが、最も効果が大きい
Googleマップで使うのは、マイマップと経由地検索の2つで足りる
地図サービスに利用者情報を入れる前に、事業所の規程を必ず確認する
音声メモは必ず停車してから。運転中の操作は道路交通法違反になる
まずは今週、担当の住所を町丁目だけ地図に並べてみてください。どのエリアに固まっているかが見えたら、それだけで来週の訪問順は変わります。

回る順番を変えるだけで、

1日の終わり方が変わります。

まずは地図を開いて、

担当がどこに固まっているか見てみてください。

一緒に定時退社を目指しましょう

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この記事を書いた人

ケアマネ19年×41歳×娘2人ママ(小4・小3)|
定時退勤を死守して娘との時間を守る🏠
格安SIM・NISA・マネーフォワードで
家計をコツコツ改善中💰
風水×金運も本気で研究🌙
ケアマネ経験×ママ視点で
お金のリアルを発信✨

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