ケアマネの電話・メール対応|まとめて片付けて中断を減らす方法

ケアマネの電話・メール対応
まとめて片付けて
中断を減らす方法
1日2回にまとめるだけ。実際の画面つきで解説します
訪問記録を書き始めたら、電話。
折り返している間に、別の着信。
「結局、今日も記録が1件も終わらなかった…」
この記事では、ケアマネの電話・メール対応を1日2回にまとめて、細切れの中断を減らす方法をお伝えします。
- メールの件名タグとフォルダ分け(実際の画面つき)
- そのまま使える留守電の文言と「話すメモ」
- 関係機関に理解してもらうための周知文テンプレ
以前は、着信があるたびにその場で折り返していました。丁寧に対応しているつもりでしたが、記録を開いては閉じ、開いては閉じの繰り返し。夕方になって画面を見ると、書きかけの文章が途中で止まったままでした。
変えたのは、対応の質ではありません。対応する時刻を決めただけです。
電話1本にかかる時間が3分だったとしても、失われる時間は3分ではありません。中断されると、元の作業に戻るまでに数分かかります。「どこまで書いたっけ」と読み返す時間です。
連絡そのものを減らすことはできません。でも中断の回数は減らせます。やり方は単純で、対応する時刻を決めてしまうことです。
この「同じ種類の作業をまとめて処理する」という考え方は、もともとITの用語でバッチ処理と呼ばれます。名前は覚えなくて大丈夫です。要するに、電話とメールをまとめる時間を1日2回つくる、というだけの話です。
やることは3つだけです。前日の終業前、5分あれば足ります。
頭で決めるだけでは守れません。予定として入れてしまいます。入れておくと、他の予定が上に乗ってこなくなります。
全部に目を通そうとすると、仕分けだけで時間が溶けます。本文は読まず、件名と送り主だけで振り分けてください。
返信に時間がかかる原因の多くは、内容ではなく書き出しで迷うことです。型があれば、埋めるだけで終わります。
用意しただけでは使いません。スマホの辞書に登録して、2〜3文字で呼び出せるようにしておきます。訪問先の車の中でも、片手で返信できるようになります。
iPhone
「単語」に定型文、「よみ」に呼び出し用の文字を入れて保存
Android(Gboard)
「単語」に定型文、「ショートカット」に呼び出し用の文字を入れて保存
※機種によってメニュー名が少し違います
「よみ」は、ふだん打たない組み合わせにするのがコツです。ふつうの言葉にすると、関係ない場面で候補に出てきて邪魔になります。
自分が送るメールの件名に、この4つのどれかを付けます。受け取った側が「すぐ開くべきか」を開封前に判断できます。そして相手も同じタグを使い始めると、自分の仕分けも一気に速くなります。
| タグ | 使う場面 |
|---|---|
| 【至急】 | 当日中に対応・返答が必要なもの |
| 【確認】 | 返答をお願いしたいもの |
| 【報告】 | 読むだけでよいもの |
| 【回答不要】 | 情報共有のみ。返信しなくてよい |
分け方は細かくしないことです。5つまで。それ以上つくると、どこに入れるか迷う時間が発生します。
通知が出たら、内容を見なくても「何かあったかも」と頭が切り替わります。対応しないと決めた時間帯は、通知そのものを止めてください。
「折り返します」だけだと、相手は待てずに何度もかけ直します。時刻が分かれば、待ってもらえます。留守番電話のメッセージ自体を、この文言に変えておくのが確実です。
長くなる電話の多くは、話しながら考えているからです。先に3行だけ書いてからかけてください。
用意がないと、話の切れ目を待ち続けることになります。先に決めておけば、口から出ます。
自分だけで始めても、周囲が知らなければ結局その都度対応することになります。先に伝えておくのが、いちばんの近道です。
訪問業務のため日中は電話に出られないことが多く、お電話・メールへのご返信は12時台と16時台に対応しております。
お急ぎのご用件は〇〇(番号)までご連絡いただけますと、すぐに対応いたします。
ご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
決めることは3つだけです。
まとめ|中断は減らせる
この記事の要点です。
まずは留守番電話の文言に「本日16時以降に折り返します」の一文を足す——これだけ、今日中にやってみてください。
かけ直しの着信が減るので、効果がいちばん早く分かります。
連絡を減らすことはできません。
でも、中断の回数は減らせます。
今日の1つから、一緒に始めましょう。