子どもが朝起きない…ケアマネママの正直な葛藤と、その日の夜にやった小さな解決策

子どもが朝起きない…
ケアマネママの正直な葛藤と、
その日の夜にやった小さな解決策
何度呼んでも、布団からピクリとも動かない我が子。
時計を見ると、出発まであと15分。頭の中ではもう、今日のスケジュールが崩れていく音がしていました。
朝から訪問があって、その後にミーティング。ケアマネの仕事は、朝の数分のズレが、そのまま1日全部の崩れに直結します。
正直、イライラしました。「なんで時間通りに動けないの?」
そう思う反面、そんなふうにイライラしている自分にも、じわじわと疲れを感じていました。
ケアマネの朝は、なぜこんなにもギリギリなのか
ケアマネの仕事をしている方なら、きっとわかっていただけると思います。
朝の訪問は、利用者さんのペースで進みます。移動時間も読めないことがある。ミーティングの時間は変えられない。
そこに子どもの朝の準備が加わると、「自分でコントロールできない予定」が重なり合う朝になります。
いつもは洗面所でも一悶着。「ご飯」「歯磨きして!」「髪の毛!」「靴下どこ!?」と小さな戦争が繰り広げられます。それだけでも消耗するのに、今日は布団から出てすらこない。送迎できないとなると、学校を休ませるしかありません。
「今日、どうしよう…」一瞬、頭が真っ白になりました。
今日、子どもが起きなかった原因を考えてみた
感情的になりながらも、少し冷静になって「なぜ今日はこうなったのか」を考えてみました。
昨夜の就寝時間
昨晩、子どもは遅くまで起きていました。宿題が終わってから、好きな動画を少しだけ…のつもりが、気づけばかなりの時間が経っていたようです。夜更かしが翌朝の起床を辛くする。頭ではわかっていても、毎晩完璧に管理するのはなかなか難しいですよね。
体調のこと
「なんとなく疲れてる」と最近よく言っていたことを思い出しました。具合が悪いのか、単にだらっとしたいのか、子どもの「なんとなく」を見極めるのは意外と難しい。でも体のサインを無視して無理をさせることはしたくないと思いました。
友達関係のストレス
最近、友達とのやり取りで少し気になることがあったと聞いていました。子どもは大人と違い、ストレスが言葉ではなく体の重さや眠さとして出てくることがあります。「もしかして、学校に行きたくない気持ちもあるのかな」と、そっと考えました。
起立性調整障害の可能性
思春期前後の子どもに多く見られる自律神経の病気で、午前中に強い倦怠感や立ちくらみが起きやすいのが特徴です。「怠けている」「やる気がない」と見られがちですが、れっきとした身体疾患。本人が一番つらい思いをしています。朝の起きられない状態が続いているようなら、一度小児科への受診を検討してみてください。
仕事では何時間でも聞けるのに、子どもの話を聞けない矛盾
「仕事では、利用者さんのペースに合わせて、
何時間でも話を聞けるのに。
なぜ我が子の『ねえママ、聞いて』には
『あとでね』と言ってしまうんだろう」
ケアマネの仕事は、相手の気持ちや背景をじっくり理解することが大切です。それは自然とできている。なのに、一番大切なはずの子どものことには、なぜか時間をかけられない。
仕事では「プロとして」聞けるのに、子どもには「余裕がなくて」聞けない。その違いはきっと、子どもは逃げないからだと思います。「後でいい」と思えてしまう。でもそれは、子どもに一番甘えているのかもしれない、と気づいた瞬間でした。
その日・その夜にやったこと
起きられない子どもを無理に引きずって学校に行かせることは、しませんでした。ケアマネとして利用者さんの「今日の状態」を見極めるように、我が子の「今日の状態」も見極めることが大事だと思ったからです。今日は休ませて、気持ちをリセットする日にしよう。そう決めました。
子どもが休む判断をしたあと、私は深呼吸をひとつ。「ママも今日は精一杯やろう」と自分に言い聞かせ、気持ちを仕事モードへ切り替えました。イライラを引きずったまま仕事をしても、誰も幸せにならない。自分の気持ちをリセットすることも、立派なケアだと思っています。
夜になってから、子どもとゆっくり話しました。責めるのではなく、「明日の朝、どうしたらうまくいくかな?」と一緒に考える時間を作りました。「何時に寝たら起きられそう?」「朝ごはん、何なら食べやすい?」子どもなりにちゃんと答えてくれました。この時間が、とても大切だったと思います。
「今日は早く寝よう」と声をかけながら、自分も率先してスマホを手放しました。親が先にリラックスモードに入ると、子どもも自然とそれに合わせてくれることがあります。自分の行動が、子どもに伝わっている。改めてそれを感じた夜でした。
まとめ:完璧じゃなくていい。
小さな修正の積み重ねでいい。
ケアマネをしながら子育てをしていると、毎日が綱渡りです。全てがうまくいく朝なんて、ほとんどありません。
でも、うまくいかなかった日の夜に「明日、少しだけよくするにはどうしよう」と考えて動く。その繰り返しが、家族の日常をじわじわと整えていくのだと思います。
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