MENU

15分で終わらせる面談テクニック:無駄話を減らすコツ — 忙しいママケアマネのための時短面談ガイド

目次

はじめに

育児、家事、そしてケアマネ業務──時間は常に足りませんわね。面談が長引くと次の訪問に遅れ、家庭時間も圧迫されます。とはいえ、利用者や家族との会話は信頼構築の源ですから単に短くすれば良いわけではありません。大切なのは「短くても質の高い面談」を行うスキルですの。このガイドでは、面談を15分に収めるための準備、話の組み立て方、時間を守るための具体的フレーズ、そして困った場面への対処法を実践的にまとめましたのよ。

この記事の目的と対象

利用者と家族の満足度を保ちつつ、面談時間を15分で終えるテクニックを提供。
30〜40代のママケアマネ、訪問中心で子育てと両立中の方。利用者は高齢者とその家族を想定しております。

面談前の準備(訪問前5〜10分でできること)

準備が面談成功の鍵でございますわ。時間を短縮するための事前ルーティンを習慣化しましょう。

  • 面談の目的を3つに絞る
  • 前提情報の事前確認
  • 時間の明示準備
  • 面談テンプレ・フローチャートをスマホに用意
  • 子ども対応の最終確認

面談の目的を3つに絞る

今回「確認すること」「決めること」「伝えること」をそれぞれ1つずつにする。
例:「服薬確認」「転倒リスクの確認」「次回訪問の日時決定」。

→ 適切なケアマネジメントについての※リンク

前提情報の事前確認(1分)

前回の記録、服薬変更、家族の連絡事項をざっと読む
重要項目には付箋やスマホでメモ。
※個別のケースに、付箋でメモして、次回の面談時に思い出すようにするの。
※ノートアプリを使用して、お客様の個別ノートを作成して、そこに記入するなど、話したことなどを思い出せるようにするといいわ。

時間の明示準備

冒頭に所要時間(15分)を伝えるための一文を用意する。
面談テンプレ・フローチャートをスマホに用意:開始→主訴→観察→提案→合意→次回の流れをワンタップで見られる形に。

子ども対応の最終確認

家庭との連絡手段、急な呼び出し対応の合意を家族と事前に共有しておく(もしものときに面談を中断しやすくなりますわ)。

面談の時間配分(15分の具体モデル)

はじめに時間割を明言し、それに沿って進めることで相手も協力的になりますわ。

  • 0:00〜1:00 
    開始と同意確認 挨拶+所要時間提示+録音や記録の許可を得ます。
    例:「本日は15分で要点を伺いたいのですが、よろしいですか?」
  • 1:00〜5:00 
    主訴・状況把握(聴き取り) 開かれた質問で全体像を聞き、要点はクローズドで確認。
  • 5:00〜9:00 
    観察と短い検査(歩行・表情・服薬) 観察は視覚的に確認し、分かりやすくメモ。服薬は「朝昼夜」の確認を簡潔に。
  • 9:00〜12:00 
    提案と合意形成(支援案提示) 選択肢は2つまで提示し、推奨を述べる。合意は「はい/いいえ」で得る。
  • 12:00〜14:00 
    次回予定・フォロー確認 誰が何をいつまでにするかを明確に。家族の役割を一言で確認すること。
  • 14:00〜15:00 
    要点復唱と締め、記録開始 合意事項を短く復唱し、訪問後5分以内に記録する旨を伝える。

面談を短く保つ質問テクニック

「深掘り」と「時間管理」を両立する質問の順序と例ですの。

  • オープン→クローズの順で深掘り
    オープン質問で状況把握(例:「最近の体調はいかがですか?」)
    →重要事項は即クローズ(例:「今週、転倒はありましたか?はい/いいえ」)。
  • 3つルール
    一つのトピックにつき最大3問。
    これ以上深掘りが必要なら別枠を提案。
  • 選択肢提示
    相手が迷う場合は2択で絞る(
    例:「家族に相談して決める/すぐに開始する、どちらがよろしいですか?」)。
  • 時間を提示する質問
    時間が限られていることを再確認し、要点だけ求める
    (例:「10分ほどで結論まで伺いたいので、まず一番困っていることを1つ教えてください」)。

話を軌道に戻すための表現集(穏やかで断りやすい)

リリイ

脱線した話を止める際は相手の感情を尊重する表現が重要ですの。

  • 「大事なお話ですね。今日はまず○○の確認だけさせてください。その後で改めてお話しいただけますか?」
  • 「その点、時間を取って丁寧に伺いたいので、一旦メモして次回に詳しく伺ってもよろしいですか?」
  • 「今日は15分で要点の確認のみになります。詳細は別の日に時間を取らせてください」
  • 「まず結論だけ教えていただけますか?詳しくは後で記録に反映します」

具体的な開始・締めのスクリプト(そのまま使える)

開始(冒頭30秒)

「こんにちは。本日は15分で要点をお伺いして、次回の予定を決められればと考えています。録音(記録)してもよろしいでしょうか?」

締め(最後30秒)

  • 「本日の合意事項は①○○、②○○です。私から○日までに連絡します。ご家族に確認事項があれば教えてください。短時間でのご協力ありがとうございました。」
  • 家族が長話・感情的になるときの対応(6つの実務テク) 家族対応は時間管理が難しい場面ですわ。感情を否定せず軌道修正するスキルが必要ですの。
  • 共感→要点誘導:まず感情に寄り添う一言(「そのお気持ちはよくわかります」)→要点確認(「今は何を一番困っていらっしゃいますか?」)。
  • タイムボックス提案:「今7分あります。要点だけ伺い、その後こちらから提案してもよろしいですか?」
  • 役割分担を明確化:家族ごとに担当範囲を短く示す(「ご主人は服薬管理、娘さんは通院調整でお願いします」)。
  • 別日約束の提案:「この件は重要なので、別途30分で詳しく伺います。いつが都合いいですか?」
  • 視覚ツールの活用:紙やカレンダーにポイントを書いて見せると話がまとまりやすいですの。
  • 介入ラインを設定:感情的になりすぎた場合は一度場を離れ、冷却期間を提案。
  • 認知症など話が逸れやすい利用者への対応法(短時間で要点を引き出す) 認知症の方は話題が飛びやすいため、選択肢や視覚支援が有効ですの。
  • 単純選択で答えを引き出す:「薬は飲めていますか?」→「はい/いいえ」形式で確認。
  • 視覚的提示:薬のパッケージや写真を見せて確認してもらう。
  • 1問1答のルール:質問は一つずつ、短く。複数の質問を同時にしない。
  • 家族のサポート活用:家族に補足説明をしてもらい、主な情報は家族から得る方法も有効。
  • 面談後の時短フォローと記録(移動中5分ルール) 面談の質を保ったまま記録時間を短縮するためのワークフローですの。
  • 直後入力(移動中5分):訪問が終わったら移動中にテンプレへ「主訴・対応・次回」を入力。必須項目を先に埋める習慣を。
  • 追記フォルダ:長話や感情的なやり取りの詳細は「追記」フォルダに保存して後で整理。今日の合意を最優先に。
  • 結果の共有:家族へ短いフォロー(LINE/メール)で合意事項と次回日時を送信する。定型文を使えば30秒で完了。
  • タスク化:合意事項を自身のタスク管理ツールに1つずつ登録(誰が何をいつまで)しておくと抜け漏れが減りますの。

練習法と習慣化(短くても確実に)

スキルは訓練で定着しますわ。以下を週単位で実施してみてくださいませ。

  • ロールプレイ:同僚と15分で完了する模擬面談を月1回実施。録音して振り返ると改善点が見つかりますの。
  • タイマーで練習:実際の訪問前に「今日は15分でやる」とタイマーを設定しておく。時間感覚が養えます。
  • スクリプトの暗記:冒頭・リダイレクト・締めの定型文を3つずつ覚えておくと咄嗟の対応が楽になりますわ。
  • 振り返りノート:週に1回、面談時間と満足度を記録。短縮できた理由・できなかった理由をメモして次回に活かす。

よくあるお悩みQ&A(短く実践的な解答)

Q:時間内に結論が出ない場合は?

A:結論を先に確認する「今の段階で決められることは何か」を提示し、残りは別枠を約束する。

Q:感情的で話が止まらない家族への即効策は?

共感→タイムボックス提示
(例:「今は10分だけ伺い、その後こちらから提案します」)で収束を図る。

Q:訪問で急な事案が起きたら?

まず安全確保→優先順位を即決(命の安全が最優先)。面談は中断し、別途フォロー日を設定。

チェックリスト(面談直前・直後)

  • 面談目的は3項目に絞ったか?
  • 15分であることを冒頭で伝えたか?
  • 録音・記録の同意を得たか?
  • 主訴・対応・次回を面談中に確認し復唱したか?
  • 記録は移動中の5分で完了させたか?

まとめ

15分で終わる面談は準備と表現の工夫で十分可能ですの。完璧を目指すより「要点を確実に」「合意を明確に」することが大切。まずは今週1回、面談を15分に限定して実践してみましょう。

また毎回、短時間での訪問は日頃の本当の困りごとや、表出していないニーズに気づきにくい場合もあります。適宜、その時の状況に応じて、使い分けしてくださいませ。

以上、面談時の参考になれば幸いです。

対人援助職として、ある程度の雑談は信頼関係の構築に有効であり必要だと考えます。一方で私たちは専門職ですから、まずは介護支援専門員としての業務と役割を果たすことが優先されます。もし利用者のニーズが「話し相手が欲しい」というものであれば、必ずしも自分一人で対応する必要はなく、適切な社会資源や居場所サービス等を案内・調整することも専門職の重要な支援です。

まずは、確認すべき事柄を確実に確認しましょう。また、利用者によってはモニタリングに1時間を要する場合もあります。一か月間の身体状況や症状を丁寧に報告してくださる方もおり、その場合は十分な時間を確保する判断が必要です。単に面談時間を短縮することだけを目的とせず、利用者一人ひとりの状態やニーズに応じて時間配分を見極めることが大切です。

記録やスクリプトはあくまで参考とし、その場の雰囲気や利用者の状況に合わせて柔軟に使い分けてください。

リリイ

専門職としての判断と利用者中心の姿勢を忘れず、一緒に頑張りましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「ケアマネ×IT定時で帰ろう!」運営者。
🟧主任介護支援専門員歴15年以上
🟧社会福祉士、介護福祉士国家資格保有
✅子育て中のママケアマネを応援し、定時で帰る働き方や家庭との両立を目指した情報を発信しています。

目次